ONE BENDA

2014年、ベンダグループは第1次中期経営計画を策定しました。その柱となるのが「ONE BENDAプロジェクト」です。 ベンダグループのあるべき姿を追求するため、以降3年ごとにフェーズを進め、戦略実現に向けて取り組んでまいりました。 これからも、環境の変化に飲み込まれるのではなく、環境に順応した新製品の開発、ものづくりの基盤整備、経営体制の構築を実現してまいります。
第2次中期経営計画
- 「ONE BENDAプロジェクト」 2nd
- トップダウン・ミドルアップ型中計
「ONE BENDAプロジェクト」 2ndとは
自動車生産において、日本や韓国から中国などの新興国へのシフト、アッセンブリー領域の売上増加等、ベンダグループを取り巻く外部環境は大きく変化してまいりました。
グローバルシェアを拡大していくには、グループ全体で迅速・柔軟な対応が求められるため、グループ一体となった戦略的な事業展開を企図して 「ONE BENDA体制」を構築しました。戦略実現のため、第1次中期経営計画でスタートした4つのプロジェクト(開発設計、営業販売、生産調達、経営管理)に、第2次中期経営計画では新たに品質プロジェクトを追加し、推進することとなりました。
- 営業
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- 戦略骨子
- 顧客対応力強化によるリングギアシェア向上
- 主な成果
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- 電動化車両用製品の新規獲得
- 新規顧客獲得
- 奉行システム導入による業務効率化
- 開発設計
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- 戦略骨子
- 設計開発機能強化による新製品売上拡大
- 主な成果
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- HEV用マスリングの新製品開発の達成
- 各社生産技術力の向上
- 製造調達
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- 戦略骨子
- 原価管理の強化によるコスト競争力向上
- 主な成果
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- YMCA/BMI活動やThanks活動など
原価低減活動の積極的な推進
- YMCA/BMI活動やThanks活動など
- 品質
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- 戦略骨子
- 品質保証体制強化によるASSY売上の拡大
- 主な成果
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- Gr品質情報システムの導入
- 品質レッドカード制のルール構築
- IATF16949品質システム構築
- 材料管理を強化し、RGの機能的クレームを防止
- 経営管理
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- 戦略骨子
- 健康経営/働き方改革による生産性向上
- 主な成果
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- 連結決算 − システムデータ直接インポート
- 経営分析勉強会の実施
- 各社リスクの共有
グローバルTier1の技術開発型企業として求められる体制を整備
第2次中期経営計画「ONE BENDAプロジェクト」 2ndでは、アッセンブリー領域の事業強化に注力。その結果、「グローバルTier1の技術開発型企業」として求められる開発、品質保証、BCP対策、各種管理体制を次の通り整備しました。
- 2018年にBCP対策を含む日本国内のものづくり基盤の強化として、呉市苗代工業団地に本社新工場を設立。
- 2018年に中国市場強化に向け、塩城ベンダの瀋陽分工場が稼働。
- 2019年に韓国・中国の2拠点を再構築。ベンダ鮮光は点在していた工場・倉庫を仁川の新工場に集約し、生産体制の一元化による増産体制を確立。塩城ベンダは塩城経済技術開発区に移転。
- 品質プロジェクトを追加し、5つのOne Bendaプロジェクト(開発設計、 営業販売、 生産調達、 経営管理、 品質)を推進。
- ベンダグループ全拠点でIATF16949(自動車産業の国際的な品質マネジメントシステム規格)認証を取得。 日本をはじめとするアジアの拠点からグローバル市場への供給体制を確立するとともに、ベンダグループの総合力を最大限に活用した成長戦略を遂行。
