50周年の節目に次の100年の布石を打つ。One Bendaプロジェクト

グループ全体での事業戦略の下、効果的かつ最適な事業運営を行う体制を構築。

50周年事業の一環で、ベンダグループとして初めて2015年度から2017年度の3カ年にわたる第一次中期経営計画を策定しました。その柱となるのが「One Bendaプロジェクト」です。

2008年のリーマンショック以降、自動車の需要動向は日本を含む先進国市場においてはEV・PHEV・HV・クリーンディーゼル車等の環境対応車が市場の牽引役でしたが、今後も人口の増大や中間所得者層の大幅な拡大が見込まれる新興国市場においては、ダウンサイジングされた内燃機(エンジン)を搭載した、低燃費のコンパクトカーへのニーズの変化が生じています。
ベンダグループでは、これらの需要動向の変化をチャンスと捉え、既存製品群で東南アジア市場をはじめとする新興国需要の獲得します。そして、日本を中心とする先進国市場で、ベンダ工法を活用した新たなニーズの発掘・用途開発の実現します。この2点に照準を定め、経営資源を配分していく方針です。

『One Benda』プロジェクトの最大の目的は「ベンダグループの事業一体化」

これまでのようにグループ各社が切磋琢磨し事業展開を行う形をさらに進化させ、グループ全体としての事業戦略の下、効率的で最適な事業運営体制を構築します。グループのベクトルを合わせるとともに、相互の絆を強め、各社の役割を明確化していくのが狙いです。
ベンダグループの将来のあるべき姿として、リングギア等単品ビジネスが主体の製品構成から、ドライブプレート・アッセンブリーのウェートを高めることで、世界におけるシェアを拡大。「グローバルTier1の技術開発型企業」への成長を目指します。

連結決算体制へ移行。2017年3月期売上高174億円を目標に

2014年3月期決算から、グループ初となる連結決算体制への移行を図り、連結指標を公表しています。合わせて、会計基準も税務会計基準から企業会計基準へ変更し、会計監査を導入しました。
2014年3月期連結売上高実績125億円・営業利益率9%・ROA6%に対し、最終年度となる2017年3月期の連結売上高として、174億円・営業利益率10%・ROAを2013年度の6%より向上させる目標を設定しています。

「One Bendaプロジェクト」概要

  • 現状

    2011年3月期以降、ベンダグループは年平均20%超の成長率で堅調に売上を拡大し、2014年3月期の連結売上は125億円を突破。顧客のグローバル化が進んでいます。
    売上は日本・韓国で6割超を占めますが、北米・ASEAN等のシェアが増加傾向です。製品別では、リングギアの生産量が大半ですが、ドライブプレート等アッセンブリー製品が増加傾向にあります。

  • 市場動向

    日本・韓国・中国は、3国でグローバルエンジン生産基数の33%を占める巨大市場です。リングギアの世界シェアはトップクラスにありますが、ドライブプレートやフライホイール領域のシェアは3%に留まっています。
    エンジン生産はアジア・北中南米を中心に拡大見込みにあります。日・韓市場が逓減する一方で、特に中国市場は2012年から520万基の大幅な増加が見込まれます。

  • 対策

    自動車生産の新興国シフトや、アッセンブリー領域の売上増加等、大きく変化する外部環境にグループ全体で迅速・柔軟に対応していく必要があります。
    グローバル需要取り込みと、アッセンブリー領域の事業強化によってグローバルシェア拡大を目指します。
    戦略実現には、グローバルな競争環境で1次サプライヤーとの競合に打ち勝つ機能強化が不可欠です。
    そのため、戦略実現に向けて、開発設計、営業販売、生産調達、経営管理の4プロジェクトをスタートしました。
    プロジェクト戦略毎にあるべき姿を設定し、実現に向けた行動計画にブレイクダウンしています。

3年後のあるべき姿に向けて始動する4つのプロジェクトOne Benda

<4つのプロジェクト>
<あるべき姿>
設計・開発プロジェクト
OEMメーカーに対して解析ソフト等を駆使した技術プレゼンを可能にする
営業・販売プロジェクト
グループでタイムリーに共有された認識に基づく、戦略的な営業活動を実践
生産・調達プロジェクト
原価管理の高度化によって最適地生産とコスト競争力強化を実現
経営管理プロジェクト
連結ベースの月次業績把握とグループ重要指標(KPI)の早期把握の定着

第1次中期経営計画を実現後、第2次、第3次へと計画を継続するにあたり、人材育成を図り、若手社員の参画を積極的に行っていく。

戦略実現に向けて、開発設計、営業販売、生産調達、経営管理の4PJをスタート。
PJ戦略毎にあるべき姿を設定し、実現に向けた行動計画にブレイクダウン。